動悸(脈が乱れる・不整脈)について
普段は意識していない心臓の鼓動を感じることを「動悸」といいます。
動悸には色々なタイプがあります。
- 胸がどきどきする
- 脈が速くなる
- 脈が乱れる
- 脈が飛ぶ など
動悸の原因としては「心臓の病気」が考えられますが、「心臓以外の病気」が原因であったり、「精神的なもの」が原因の可能性もあります。
●心臓の病気が原因として考えられる動悸には、以下のようなものがあります。
- 不整脈: 普通より脈が速い、遅い、不規則になる。
- 狭心症: 心筋の酸素不足からくる痛みや圧迫感を伴う。
- 発作性心房細動: 心房の異常により脈が不規則になる。
●心臓以外の原因としては、以下などです。
- 甲状腺機能亢進症: 甲状腺の働きすぎによる代謝異常
- 低血糖症、貧血: 血液の状態が原因で心臓に負担がかかる。
- 更年期障害: 女性の加齢に伴うホルモンバランスの変化からくる。
●そのほか、習慣や精神的な原因
- カフェインやアルコールの飲みすぎ、喫煙
- 薬の副作用、アレルギーなど
- うつ病などの精神疾患
検査は、以下のようなものがあります。いずれも痛みを伴う検査ではないのでご安心ください。当院の循環器外来では、以下のような必要な検査機器がそろっておりますので、何が原因なのかを見極める適切な診断と、治療が可能です。
- レントゲン
- 心電図
- 心臓超音波(心エコー)
- 24時間ホルター心電図検査